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語源から見る「筋肉」と「ネズミ」の関係性

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  • 2011年11月23日
語源から見る筋肉(muscle)とネズミ(mouse)の関係性

天気予報には雪マークが並び、ついに路面もツルツル。
秋から冬になりましたね。
「読書の秋」ともいわれますが、私自身は 毎月 本を数冊購入し、時々拾い読みしている状態です。物語性のあるものではないので 気楽にちょこちょこ読めるものばかりなのですが、早く、読み終えなければ・・・。
冬は自転車通勤から地下鉄通勤となり、読書時間の増えた方もおられるのではないでしょうか。

そこで、今回ご紹介するのは 『肉単(ニクタン)~語源から覚える解剖学英単語集~[筋肉編]』(監修:河合 良訓 / 本文・イラスト 原島 広司 / 発行:株式会社 NTS 2004年9月初版発行)
この本では、全身の骨格筋の存在様式やはたらきを イラストや表を使ってわかりやすく表現しているとともに、日本語・英語・ラテン語・ギリシャ語の名称とふりがな表記とがあり、さらに言葉に秘められた意味をも教えてもらえます。
他に「骨単」「神経単」「生薬単」というシリーズも出版されておりますが、いずれも そのものの仕組みや語源にどんどん興味をひかれます。

そもそも、ヨーロッパの言語はギリシャ語やラテン語から派生したもの。
「筋肉」はギリシャ語で「μύςミュース」=「ネズミ」という意味とのこと。
ラテン語では「musculusムスクルス」=「小ネズミ」、英語では「muscleマッスル」、ドイツ語「Muskelムスクル」、フランス語「muscleミュスクル」・・・というように、その他 各国の「筋肉」が紹介されています。
なぜネズミかという理由には幾つかの説があり、①筋肉の動き(例えば、上腕二頭筋が屈伸する時に力こぶが動くさま)が皮膚の下に小ネズミが動いていることを連想させるというもの。②ネズミの、皮を丸はがしにした状態が、筋肉に似ている。
 日本語は中国語「肌肉」の漢字に由来していて、「筋」とは肉の中を通る、竹のように力のあるすじのことを示すそうです。
そういえば、中国の竹といえば本当に丈夫で、工事現場の足場にも使われているとか・・・。

ちなみに、太腿の付け根にある鼠蹊部(そけいぶ・鼡径部)とは「ネズミの通り道」となりますが、ウィキペディア(インターネット上の辞典)によると、これは男性が誕生する直前に 精巣が腹腔から陰嚢へと移動する際に通る経路で、精巣の移動がネズミの移動を連想させることに由来しているそうです。


またまた余談ですが、
我が家ではハツカネズミを二匹飼っております。
まんじゅうのようにまるく縮こまり、伸びると胴長のその体
小さな体に備わる筋肉の躍動や 器用に動く手足を見ていると、愛らしさや生命の神秘、力強さを感じさせられます。

いろいろな興味や発見が呼び起こされる『肉単』
おすすめの一冊です。


ますます親バカ 長浦 泰子

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